父親は母親より監護養育実績が少なくなりやすく親権争いで不利になるため、少しでも有利するために絶対に準備しておきましょう。
体験談も含め監護養育実績の主張や作り方、母親が主張してくる内容についてご紹介します。
父親が親権を取るためになぜ監護養育実績が重要?
監護養育実績とは、子供の養育を誰がどのように行っていたかということで、親権争いで重要となる要素の一つで、母親はこの点について主張してきます。
父親はフルタイムで働いている方がほとんどで、監護養育実績は母親の方が圧倒的に有利です。
しかし実際は父親が養育をしていないというわけではないので、自分が養育をした実績をしっかりと証明することが大切です。
親権争いで母親が出してくる監護養育実績とは
法廷で母親側が監護養育実績について主張してくる場合、1日の生活の流れを出してきます。
6:30 子供を起こす
6:45 朝ごはん食べさせる
7:15 着替えて保育園に送る
8:00 仕事開始
15:00 仕事終了
16:00 夕食の準備、洗濯掃除
17:00 保育園お迎え
18:00 夕食を食べさせる
19:00 入浴させる
20:00 子供を寝かしつける
こんなイメージで子供の生活の流れを示し、それを母親がどのくらいやっていたかを主張してくるため、圧倒的に父親より母親の方が監護をしていることになります。
母親側は1日のほとんどを自分が監護していると主張してきます。
このような主張に対し、父親側は反論していかないといけません。
確かに母親側の方が監護時間は長くが有利になりやすいですが、父親側もしっかりと監護養育を行ってきたことを主張することが大切です。
例えば、休日の人の子供の監護状況、平日でも子供を監護している状況をしっかりと提示することが大切です。
朝子供を起こして、ご飯を上げたり、着替えを毎日させていたらそれもしっかりと主張しましょう。
休みの日に出掛けたり、子供を遊んでいるときのことも主張しましょう。
主張するときのために、しっかりとメモを取っておいたり写真などで残しておくと証明しやすくなります。
監護養育実績を有利にする切り札とは
普通に監護養育実績を述べただけでは、母親の方が有利です。
では、父親側はどうするかというと・・・
妻が浮気をして浮気相手に夢中になり、監護をおろそかにしているという証拠を提示することです。
例えば
- 子供が体調が悪いのに浮気相手を会っていた証拠
- 子供を保育園に預けて浮気相手と遊びに行っていた証拠
- 家事をせず部屋が散らかっていればその写真を取る
- 子供に対する態度が悪ければ音声や動画を取る
- ボイスレコーダーで浮気相手とのやり取りを取る など
母親側は絶対に「浮気をしていても子育てをおろそかにしていたという事実はない」と主張してくるので、それを覆すような証拠をたくさん用意しておくといいです。
これは陳述書を書くときに使える材料となるため、多いに越したことはなく、あとでチョイスすればいいだけなので集めておきましょう。
陳述書についてはこちらでご紹介していますので、ご参考にしてくださね。
もう一つは、積極的に子供と接する時間を増やしたり、保育園の連絡ノートなどを書くことも大切です。
いくら文章で書いても物的証拠がないと主張が弱くなるので、保育園の連絡ノートを書いたり、保育園の送迎などをしておくことも大切です。
そして忘れないでほしいのが子供との写真です。
父親は子供の写真は撮りますが、意外と自分と子供が一緒に写っている写真を撮ることはありません。
撮ったとしても妻の携帯で撮ってもらっていることが多いため、自分の携帯でも子供と楽しくやっている写真を撮っておくことが大切です。
この写真も陳述書などで使えることもあるため、準備しておきましょう。
監護養育実績のために妻を泳がせる
これは作戦の一つになると思いますが、休日は子供を連れて自分の実家に連れて帰るってのもありです。
自分は実家で子供の面倒を見ているという実績が作れるのに加え、夫と子供がいなければ妻は浮気相手と会いたくてたまらなくなるので浮気相手と会う可能性が高いです。
浮気相手と会っていたという事実を作ることもできますし、もし浮気の決定的な証拠が掴めていなかければ、このタイミングで探偵に浮気の証拠を掴んでもらうこともできます。
妻は浮気相手と遊んでいて、子供の相手は夫がしていたというインパクトは大きいと思います。
監護養育実績は弁護士と相談
ここまで実際に私が行ってきたことも含めて監護養育実績についてご紹介しましたが、やはり弁護士に相談することが一番大切です。
法の場は一般的な考えで行われるのではなく、法律にもとづいて判断が下されます。
つまり、一般的にみて浮気している母親より健全な父親に子供は育てられた方がいいと思っても、法律にもとづき考えれば母親の方が有利なのです。
また、私も実際に弁護士に相談をしましたが「それも重要なのか?!」とうこともあったので、親権を取りたいと思っているのであれば絶対に弁護士に相談をし、法の場で少しでも有利になれるような証拠や主張ができるようにすることがキーポイントです。
もし私は弁護士に依頼していなかったら、親権は取れていなかったと思います。
それほど弁護士の力はものすごく重要です。
今後の監護養育はどうするか準備しておく
今までの監護養育の状況なども伝えますが、仮に親権を取った後にどのように監護していくかとう主張もします。
例えば、実家に戻って自分の両親と一緒に監護をしていくなどです。
父親の場合は仕事を簡単に変えられない方もいますし、仕事で帰りが遅い方もいるので、それはどうするのか母親側から突かれることもあります。
子供を優先するために転職をすることも考慮に入れる必要もありますし、もし転職が厳しのであれば職場の上司と相談して勤務時間を短縮したり、居住地に近い働く場所に移動してもらうなども考慮しておくことが大切です。
私は子供の親権を取るために、実際に転職をしてキャリアも捨てました。
それほど親権を取るためには覚悟が必要ですし、それほど父親が親権を取るということは大変だということです。
親権をとるためには覚悟を決める
監護養育実績を作ることに限らず、子供の親権を取るために妻と争うのであれば覚悟を決めなくてはなりません。
覚悟とは“離婚をする”、”犠牲にする”という覚悟です。
離婚をするかどうか迷っている状況では、絶対に親権を取ることはできません。
ただでさえ、父親は親権を取ることに対しかなり厳しい状況なので、迷っていては実績も作れないし、浮気の証拠も掴むことはできません。
親権を取ると決めたら、親権を取るためにどうすれば有利になるのかをしっかりと考え作戦を練ることが大切です。
少しでも“情”が出てしまったり、“妻が戻ってくるかも”と淡い期待をすると足元をすくわれます。
私も何度も情が出てしまいそうになりましたが、探偵が“情けをかけたら絶対に足元をすくわれる。
今まで何人もそういう人を見てきた”と口酸っぱく言われていました。
一つのミスで人生が大きく変わってしまうため、親権を取るために養育の実績を作ることや浮気の証拠を掴むこと、どうすれば有利にすることができるかだけを考えて、行動する必要があります。
それほど、父親が親権を取るということは大変ですし、覚悟を決めなくてはいけないということです。
私も最初は覚悟を決めることができませんでした。
長年一緒にいる妻なので、やはり情はあり、すぐに離婚するという決断は難しかったです。
でも、離婚カウンセラーに相談をしたり、探偵と話していくうちに、妻が浮気をしているという現状を受け止めることができ、そして自分が本当に望んでいることを実現させるために覚悟を決めました。
離婚を選んだ以外にも、今の仕事を捨てるという決断をしました。
キャリアを捨ててでも、子供と一緒にいたいという気持ちが強かったからです。
何かを得るときは、何かを捨てなければなりません。
親権という人生で大きなものを得るには、それなりの犠牲が必要です。
父親が親権を取るということはそれだけの覚悟が必要なので、本気で親権を取りたいと思っているのであれば、妻に対する気持ちを消し、子供のために動くことが大切です。
それが覚悟というものです。
もし、本気で親権を取りたいと思っている方は、私が実際に親権を取ることができたときの話をしていますので、参考にしてみてください。
⇒実際に私が親権を取ったときにやったことはこちら。
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